Quantcast
Channel: WBS和歌山放送ニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17792

南葵音楽文庫12月に初公開、読響特別公演も

$
0
0

紀州徳川家ゆかりの西洋音楽関連文化財「南葵(なんき)音楽文庫」が、和歌山県に寄託されたことを記念して、来月(12月)、和歌山市で資料が初めて公開されるとともに、読響(よみきょう)=読売日本(にっぽん)交響楽団の特別公演や企画展などが順次開催されます。

南葵音楽文庫は、紀州徳川家の第16代当主、徳川頼貞(とくがわ・よりさだ)が、西洋音楽を普及させるため、私財を投じ、1918年、東京に開いた日本初の音楽専用ホール「南葵楽堂(なんきがくどう)」に併設した図書館に所蔵されていた貴重な西洋音楽関連資料およそ2万点のことで、去年(2016年)、保管者の読響から和歌山県に寄託されました。

そして、来月3日から、県立図書館で、整理が終了した資料から順次一般公開されることになりました。南葵音楽文庫プレオープンとして、県立図書館の南葵音楽文庫閲覧室でコレクションの一部が開架で公開されるとともに、閲覧室入り口の展示ケースでは、関連資料が公開されます。

そして、来月6日には、県民文化会館大ホールで、記念の読響・特別公演が開催されます。指揮は川瀬賢太郎(かわせ・けんたろう)さん、ピアノは仲道郁代(なかみち・いくよ)さんで、公演では、頼貞のイギリス留学時代の師、ネイラーが作曲した序曲「徳川頼貞」が97年ぶりに演奏させることになっています。

また、県立図書館では、来月9日から毎週土曜日に南葵音楽文庫の資料や歴史の30分程度の解説「南葵ミニレクチャー」が始まるほか、来月3日からは、県立博物館で、企画展「南葵音楽文庫 音楽の殿様・頼貞の楽譜コレクション」が開かれ、ベートーヴェンの自筆楽譜など最も貴重な資料およそ100点が展示されます。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 17792

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>