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熊本出身の防災士と考える防災講座(写真付)

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地震災害への備えを考える防災講座が、きょう(12日)和歌山市で開かれ、熊本県出身の防災士が熊本地震の被災地で感じたことを報告しました。熊本出身防災士と考える防災講座

これは、県・男女共同参画センターが開いたもので、きょう午後1時半から和歌山市手平の和歌山ビッグ愛の会議室で開かれた防災講座には、幅広い世代の男女およそ40人が参加しました。講座では、防災士で、女性の視点から防災や減災の啓発を行っているグループ「わかやまウィメンズワッチタワー」代表の市場美佐子(いちば・みさこ)さんが、熊本地震の被災地でのボランティアを通して感じた課題や教訓について話しました。

講演する市場美佐子さん

講演する市場美佐子さん

熊本県出身で和歌山市に住む市場さんは講座の中で、ことし(2016年)4月の熊本地震の発災時、全国の親戚から九州の親戚に連絡が殺到しないよう連絡拠点を和歌山に置いて、安否確認などのパイプを作ったことを紹介したほか、熊本も和歌山と同じく車社会で、ガソリンの確保が重要となったことや、全国からの救援物資を運ぶ車両も加わって激しい交通渋滞が起きたことなど、被災した親戚の体験談を報告しました。

さらに、発災から2か月後の6月にボランティアとして熊本に入り、一人暮らしの80代の女性の自宅の片付けをしたエピソードを紹介し、「地震災害独特の『におい』を五感で感じ、これが故郷の熊本かと思うほどつらい状況だった。私たちは被災者になっても犠牲者にならないために、日頃から家族で地震への備えを話し合うことが大切です」と訴えました。

この後、参加者が6つのグループに分かれて「3日後に南海トラフ巨大地震が発生する」という想定で、何を備えるかを話し合い、付箋に「毛布」や「ラジオ」「常備薬」「赤ちゃんのミルク」などと必要なものを書いて模造紙に貼り付けていました。

グループごとに話し合い

グループごとに話し合い


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