和歌山県内の赤十字奉仕団の功労者を表彰する「和歌山県赤十字奉仕団大会」が、きょう(24日)、和歌山市で開かれました。
日本赤十字社・和歌山県支部と、赤十字奉仕団・県支部委員会は、献血や災害義援金の支援活動などに長年尽力したボランティアの功績を称えるため、毎年大会を開いていて、ことしで27回目です。
きょう午後1時半から、和歌山市の日赤和歌山医療センター12階で行われた大会では、赤十字奉仕団・和歌山県支部長の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から活動20年以上の金色有功章(きんしょくゆうこうしょう)に選ばれた和歌山市松江赤十字奉仕団の山路留子(やまじ・るいこ)さんと、海南市下津赤十字奉仕団の北東廣美(きたとう・ひろみ)さんに表彰盾が手渡されました。また15年以上の銀色有功章に4人が選ばれたほか、65人に感謝状がそれぞれ贈られました。
仁坂知事は「日頃の熱心な活動に感謝します。災害で助け合わなければならない時に、奉仕団の皆さんの活躍に期待することになると思います」とあいさつし、続いて、赤十字奉仕団・和歌山県委員会の櫨木佳世子(はぜのき・かよこ)委員長が「先輩方の輝かしい業績を次の世代につなげていきましょう」と式辞を述べました。
防災に力を入れてきた山路さんは「こんなに続けてこられたことに自分でも驚いています」と話し、北東さんは「光栄です。今後も地域に根差した活動をしていきたい」と話していました。
また大会では、日赤和歌山医療センター・第一産婦人科部の中村光作(なかむら・こうさく)部長が「婦人科がんについて」と題して記念講演を行い、中高年に多い子宮がんの診察方法などを解説しました。