「わかやま健康と食のフェスタ2016」がきょう(10/9)、和歌山市で開かれ、多くの来場者でにぎわいました。
これは、食育や健康をテーマに過去10年間、イベントを行ってきた和歌山県が、より広い会場に変更するとともに、中身をリニューアルし、健康づくりに取り組む自治体や企業への表彰などを盛り込みました。
きょう午前10時から、和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブで開かれたフェスタでは、健康わかやま県民運動のロゴマークやポスターの作品募集で最優秀などに選ばれた人たちに仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から表彰状と副賞が贈られました。

表彰式の様子
また、特定検診の受診率や健康推進員の養成数など9つの指標が最も高かった県内の市町村に贈られる健康づくり運動優良市町に、日高川町が、健康推進企業に、医療機器販売の「大黒」や紀陽銀行など9つの企業がそれぞれ選ばれ、仁坂吉伸知事から表彰状などを受け取りました。

公募で決まったロゴマーク
式典で仁坂知事は、「8年前の長期総合計画で、健康長寿日本一を目指すとしたが、現状はいま一つ。食生活に気を付けて運動不足を防ぐ取り組みは、私自身できておらず大いに反省している」とした上で、「健康増進を図っていくうえで、子どもも大人も関心を持ってもらえるよう今回、ロゴマークやポスターを募った。自治体だけでなく、企業でも取り組んでもらうことで、より広がりがでてくる」と期待を寄せました。

挨拶する仁坂知事
フェスタの会場では、県内の食品会社や食育に取り組む団体などがブースを構えたほか、骨密度測定などの健康チェックや簡単な体力測定が行えるようになっていて、訪れた人たちが、実際に体験していました。
また、梅などの県産品を使った料理の試食も行われ、来場者の人気を集めていました。