猛烈な台風18号は、沖縄県の久米島の南の海上を北寄りに進んでいて、和歌山県には、あさって5日の夕方に最も接近する見込みで、和歌山地方気象台は、暴風と高波に警戒し、土砂災害や河川の増水、竜巻などに注意するよう呼びかけています。
猛烈な台風18号は、きょう午後7時には、久米島の南およそ80キロの海上にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は60メートル、最大瞬間風速は85メートルで、中心から半径90キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は北上を続け、これからあすの明け方にかけて勢力を維持したまま、沖縄地方にかなり接近する見込みで、和歌山県には、あさって5日の夕方に最も近づく見込みです。
そして5日の昼すぎから北部では、陸上・海上ともに20メートル以上の非常に強い風が吹き、うねりを伴い、大しけとなり、南部では、陸上で15メートル以上の強い風、海上で20メートル以上の非常に強い風が吹き、うねりを伴い、しける見込みです。
また、5日は全域で激しい雨の降る恐れがあり、気象台は、暴風と高波に警戒し、土砂災害や河川の増水、竜巻などに注意するよう呼びかけています。