任期満了に伴う岩出市長選挙の投票が、きょう(2日)行われ、即日開票の結果、無所属で現職の中芝正幸(なかしば・まさゆき)氏73歳が、無所属・新人で元・市議会議員の尾和弘一(おわ・ひろかず)氏69歳を大差で破って、旧岩出町長時代を含めて6回目の当選を果たしました。
岩出市選挙管理委員会が午後10時15分に発表した開票結果は次の通りです。敬称は省略します。
当選 中芝正幸 無所属・現 1万116票、
尾和弘一 無所属・新 5192票、
以上が、岩出市長選挙の開票結果でした。
中芝氏は、旧岩出町出身で、大阪の鉄道会社「水間鉄道」におよそ30年勤務した後、町議会議員を経て1996年に、旧岩出町長に初当選し、2006年の市制施行で市長となった後も当選を重ね、今回、あわせて6回目の当選を果たしました。
前回と同じ顔ぶれとなった今回の選挙戦では、近い将来に本格化する人口減少への対策や、観光振興・企業誘致などによる市の経済発展策、それに市長の多選の是非などが争点となりましたが、旧・岩出町長時代からの知名度と実績、各支持団体からの幅広い支持を得た中芝氏が、新人の尾和氏を引き離し、6回目の当選を果たしました。
中芝市長は当選あいさつの中で6期目の抱負について「和歌山県の玄関口として都市基盤整備を進め、人口減少対策や財政の健全化など、様々な課題に、職員とともに全力で取組む」と話しました。
投票率は2012年の前回選挙を1・37ポイント上回る36・41%、岩出市の当日有権者は、4万3142人でした。