来年春に閉校する、和歌山市立本町小学校の跡地利用を検討している和歌山市が、地元の学校法人和歌山信愛女学院と大学設置を視野に交渉をしていることがわかりました。これは21日の和歌山市議会の総務委員会で尾花正啓市長が明らかにしたものです。
尾花市長は、地元で短大や中学・高校を運営する和歌山信愛女学院と交渉している状況を紹介し、学院側から前向きに検討しているとの回答を得ていると明らかにしました。
関係者によりますと、和歌山信愛女学院は、大学の設置検討委員会を学内に設け、教育や福祉系の4年制大学の設置を視野に協議をしているということです。
和歌山市内の中心部では、本町小学校のほか雄湊、城北の3つの小学校が伏虎中学校と統合し伏虎義務教育学校として城北小学校跡地で来年4月に開校することになっています。
また市では、いま開会中の定例議会に、伏虎中学校の跡地の一部に県立医大の薬学部を誘致する条例案を提案していますが、一部の議員から条例案に対する見直しの意見が出るなど審議が続いています。