経営強化のためのIoT・ITセミナーがきょう(6日)和歌山市にある和歌山県民文化会館で開かれました。
IoTは、Internet of Thingsの略で、サービスや製品、情報などいろいろなものがインターネットで繋がることを指し、活用することで生産活動やビジネスモデルの発展になると近年、注目を浴びています。このため県や公益財団法人わかやま産業復興財団が県内の中小企業経営者にIoTを活用して自らの企業の経営強化につなげてもらおうと、セミナーを開きました。きょう午後1時半から開かれたセミナーには、県内の中小企業者や農業経営者ら100人余りが参加しました。開会挨拶では、和歌山県の仁坂吉伸知事が「IoTの先駆事例を活かし、自らの経営に役立ててもらい
今後の県内の経済産業発展につなげていって欲しい」と話しました。セミナーでは、この分野に詳しい富士通株式会社のIoT担当者が、スマートモバイルの位置情報を利用したポケモンGOを例にIoTについて説明したほか、みかん栽培にICTを使って成果を上げている株式会社早和果樹園社長の秋竹新吾さんが講演しました。そのあと、パネルディスカッションが行われ、IoTを使って生産性の向上にどうつなげていくかなどについて話し合い、参加者はIoTの活用と経営の強化について学んでいました。