和歌山県警・生活環境課と組織犯罪対策課、それに和歌山東警察署はきょう(17日)までに、和歌山市内でパソコンなどを使って現金を賭けさせる、違法なインターネットカジノ賭博をしたとして、ネットカジノ店経営者の男と従業員、それに客のあわせて5人を常習賭博などの疑いで逮捕しました。またこの経営者から、用心棒代の、みかじめ料を受け取ったとして、暴力団組長と組員ら5人を組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕しました。
警察の調べによりますと、和歌山市吉田の川上依宣(かわかみ・よりのぶ)容疑者68歳は従業員3人と、和歌山市北ノ新地下六軒丁(しもろっけんちょう)で経営するメンバースクラブ・ハンターで、店内に設置したパソコンを使って客に現金を賭けさせ、平成25年からこれまでに、国内での賭博行為をした疑いです。5人は容疑を認めています。
また警察は、川上容疑者から、みかじめ料として、これまでに、あわせて9万円を受け取ったとして、和歌山市谷町の山口組系暴力団組長・坂上浩二(さかがみ・こうじ)容疑者49歳と組員らあわせて5人を逮捕しました。坂上容疑者ら2人は容疑の一部を否認し、3人は容疑を否認しています。
警察は、カジノ賭博を内偵捜査で検挙し、捜査のなかで、みかじめ料受け取りの事実がわかったとしています。