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高野山でろうそく祭り、奥の院参道に10万本(写真付)

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高野町高野山の奥の院で、昨夜(13日)、恒例の「ろうそく祭り」が行われ、およそ2キロの参道が、10万本のろうそくの明かりと、大勢の参拝者らで埋め尽くされました。

ろうそくを立てる参拝者ら(高野山奥の院)

ろうそくを立てる参拝者ら(高野山奥の院)

ろうそく祭りは、奥の院に眠るすべての霊に祈りをささげる高野山のお盆の恒例行事で、毎年8月13日に行われています。

まつりは、そびえ立つ杉の巨木と20万基を超える墓石群が並ぶ高野山の聖域、奥の院の参道で、ヒグラシの鳴き声が響き、まだ明るさが残る中、静かに始まりました。

参拝者らは、参道入口などで、ろうそくをもらい、思い思いの場所で、1本ずつ火をつけて立て、手を合わせて祈りをささげるなどしていました。そして、あたりがすっかり暗くなるころには、奥の院の参道は、ろうそくの灯りが光の帯となって、一帯を淡く照らし、幻想的な雰囲気をつくりだす一方、行き交う大勢の参拝者らで埋め尽くされ、熱気が立ちこめていました。

光の列と人の列(高野山奥の院)

光の列と人の列(高野山奥の院)

この夜の奥の院には、外国人の参拝者も多く、慣れない手つきでろうそくを立て、手を合わせたり、互いに写真を撮り合う姿が見られました。

熊本市から来た64歳の病院事務員の男性は、「ろうそく祭りは初めて。熊本地震で亡くなった皆さんの供養ができた」と話していました。

また、この夜は、町内の歩道にも小さな灯籠が並べられ、祭り帰りの人たちの足元をやさしい灯りで照らしていました。

町内の歩道にも灯籠が並ぶ(高野山)

町内の歩道にも灯籠が並ぶ(高野山)


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