全国高校総体・インターハイのヨット競技が、あす(13日)から和歌山市の和歌浦湾で始まるのを前に、きょう(12日)和歌山市毛見の和歌山マリーナシティにあるABCアドベンチャーホールで開会式が行われました。
ことし(2016年)の全国高校総体・インターハイは、岡山県などの中国地方を中心に開かれていますがヨット競技は去年の近畿総体以降、2024年まで和歌山市で開催されることが決まっています。
きょう午前9時から行われた開会式では全国高等学校体育連盟の岡嶋佳治(おかじま・けいじ)ヨット専門部長が「練習環境は学校によってかなり異なると思うが、持っている力を出しきって達成感や充実感を感じてほしい」とエールを送りました。
また開催地の和歌山県を代表して、県教育委員会の宮下和己(みやした・かつみ)教育長が「和歌浦湾の風が皆さんへの追い風になることを願います」と歓迎したほか、地元の高校生を代表して県立和歌山工業高校ヨット部2年の井堰威瑠(いせき・たける)主将が「和歌山の歴史や文化、自然やグルメを楽しんでください」と挨拶しました。
最後に、大阪府の清風(せいふう)高校3年の徳永輝(とくなが・ひかり)選手と奈良県の県立法隆寺国際高校3年の續木茄可(つづき・なすか)選手がそろって選手宣誓を行い、「リオの日本代表選手団のように各地域の期待を背負い、シーマンシップにのっとって正々堂々と戦うことを誓います」と決意を新たにしました。
インターハイのヨット競技はあすから今月16日まで、和歌山セーリングセンターを拠点に和歌浦湾で行われます。
男子・女子ともに、ヨットのFJ級と420(ヨンニィマル)級が行われ、全国9つの水域を勝ち抜いた49校・あわせて73チームの選手およそ380人が出場します。