日本人女性初の金メダリストとなった、競泳の故・前畑秀子(まえはた・ひでこ)さんを応援した「前畑ガンバレ」のラジオ実況放送から80年にあたるきょう(11日)前畑さんのふるさと・橋本市で「全国ガンバレの日」のイベントが開かれました。
前畑さんは、1936年8月11日、ベルリンオリンピックの競泳女子200メートル平泳ぎで優勝し、このときのラジオ実況中継で、アナウンサーが「前畑ガンバレ」を連呼し、日本中を沸かせました。
橋本市では、前畑さんが着用した水着や、金メダル認定証、実況放送を収録したレコードなどを展示しているほか、地元の有志などと前畑さんをヒロインにしたNHK朝の連続テレビ小説を実現するための署名活動を行うなど「ガンバレのまち橋本」を全国にアピールしています。
きょう開かれたイベントでは、橋本市在住でリオデジャネイロ・パラリンピックの競泳男子代表・中村智太郎(なかむら・ともたろう)選手32歳の壮行会も併せて開かれ、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長や市民らがエールや花束を贈って激励しました。
中村選手は「自己ベストを更新したい」と力強く意気込みました。