JR西日本和歌山支社はきょう(9日)、ICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」の利用駅を和歌山県内の特急くろしお号の停車駅に拡大すると発表しました。
これはきょう、JR西日本和歌山支社の伊藤義彦(いとう・よしひこ)支社長が田辺市で発表したものです。
ICOCAカードは、これまで県内で利用できるのは、海南駅まででしたが、紀南を訪れた観光客から「ICOCAが使えないから不便だ」という意見があり、整備することになりました。
JR西日本和歌山支社によりますと、新たにICOCAが利用できる駅は、箕島、御坊、紀伊田辺、白浜、新宮など特急くろしお号が停車する13の駅で、古座と太地を除く11の駅では、ICOCAカードを購入できるほか、乗車賃もチャージすることができます。
一方、古座と太地では、ICOCAカードは買えないものの、乗車賃のチャージができるということです。
JR西日本和歌山支社の伊藤支社長は「鉄道を利用する方がスムーズに乗れるようにできればと思っております。ICOCAを使って県外へ、そして県外から県内へ来ていただきたいです」と話していました。
このICOCAカードの利用開始は、ことし12月の予定です。