理容師がヘアカットやデザインの技術を競う「第５５回近畿理容競技大会」が、きょう（２０日）和歌山市の和歌山ビッグホエールで開かれ、あわせて６４人が参加しました。
自らの経験や成果、意見を述べる理容メッセージ2015も行われた
これは、全国理容生活衛生同業組合連合会が地域ごとに各地で開いているもので、近畿ブロックは、近畿２府４県と福井県が毎年、持ち回りで開催しています。大会では「クラシカルカット」「トレンドカット」など４つの部門で競われ、出場選手はおよそ３０分の制限時間内に独自のデザインで仕上げていきました。審査は、ファッション性のあるデザインか、モデルの衣装と調和がとれているかなど細かな基準が設けられていて、優勝者は１０月に埼玉県で行われる全国大会に出場します。
今回の近畿大会を運営した和歌山県理容生活衛生同業組合によりますと、県内の組合加盟の理髪店の店舗数はピーク時に比べておよそ半分の６００軒ほどなっていて、後継者不足が深刻だということです。しかし２年後の２０１７年１０月には全国大会が和歌山市で行われることが決まっていることから、それぞれの店が技術を磨き理容業界を盛り立てていきたいと意気込んでいます。