きょうの和歌山県内は、朝から夏の太陽が照りつけ、熱中症で救急搬送されるケースが相次ぎました。
和歌山地方気象台の観測によりますと、和歌山市で午後1時24分に33度、かつらぎ町で午後2時32分に32・8度の最高気温をそれぞれ記録したほか、田辺市中辺路町栗栖川(なかへちちょう・くりすがわ)と古座川町西川(にしかわ)ではいずれも31度、串本町潮岬で28・4度、それに高野山で29・5度の最高気温を記録しました。
高野山では平年より2・7度高く、そのほかの地点でも平年より1度前後高い気温となりました。
和歌山市の秋葉山(あきばさん)公園県民水泳場では、午前10時のオープンと同時に、夏休みに入ったばかりの大勢の親子連れが、去年リニューアルオープンした子ども用遊泳プールに詰めかけ、クマゼミの鳴く夏空のもと、はしゃぎ声をあげながら水遊びを楽しんでいました。
一方、気温の上昇に伴って各地で熱中症が相次ぎ、和歌山市では50代の女性と60代の女性が、田辺市では少年野球の11歳の男の子3人が、いずれも熱中症とみられる症状で病院に救急搬送されました。
消防によりますと、いずれも症状は軽いということです。
気象台では向こう1週間も晴天となり、和歌山の最高気温が32度前後で推移するとみていて、体調管理や熱中症対策をしっかり行うよう呼び掛けています。