北山村の奥田貢(おくだ・みつぐ)村長74歳は、きのう(14日)村役場で記者会見を開き、高齢による健康問題を理由に、今期限りで引退することを表明しました。
奥田村長は北山村出身で、1998年4月、当時の建設省紀南工事事務所長から北山村の助役となり、2000年7月の村長選挙で無投票で初当選しました。その後、3回行われた村長選挙でも無投票当選を重ね、現在4期目です。
奥田村長は、高齢による健康問題を理由に、来月(7月)告示される村長選挙には出馬せず、8月5日の任期満了をもって引退することを決めました。
4期16年を振り返った奥田村長は、印象深かった出来事として、北山村が国に長年要望を続けてきた国道169号・奥瀞道路(おくどろどうろ)の整備のほか、地場産品「じゃばら」や「観光筏(いかだ)下り」の振興、それに、市町村合併をめぐる住民投票で「合併しない」と決まったことなどをあげました。
ところで、任期満了に伴う北山村の村長選挙は来月12日に告示されますが、北山村によりますと、これまでに2人が立候補の準備を進めていて、選挙戦になると1968年(昭和43年)以来、48年ぶりとなります。
立候補の届け出の受付は、来月12日の午前8時半から午後5時まで、北山村役場で行われます。投票は来月17日です。