県産業廃棄物協会は、今月（６月）の環境月間に合わせて、きょう（８日）、和歌山市内を巡回して、ごみの不法投棄防止を呼びかけました。
生活環境の保全や公衆衛生の向上に取り組んでいる一般社団法人和歌山県産業廃棄物協会は、２００５年から、毎年この時期に、和歌山市内一円でごみの不法投棄の撲滅を呼びかけるパトロールを行っており、午前９時から和歌山城の砂の丸広場で出発式を行ったあと、協会の職員や和歌山市の職員ら２０人が「不法投棄巡回パトロール」と書かれた横断幕が掲げたトラックなど１０台に分乗して、和歌山市深山（みやま）の森林公園周辺などで不法投棄物を回収しながらパトロールしました。
そして、およそ７時間の市内巡回で、冷蔵庫やたんすなどあわせておよそ１トン以上を回収しました。
和歌山市産業廃棄物課によりますと、昨年度（２０１５年度）和歌山市における不法投棄は２３０件確認されていて、建設用の木材のほか、テレビや布団、ソファなどの家庭から出た廃棄物が山間部のような人目につきにくい場所で見つかっているということです。