捜査協力者への謝礼名目で支給された捜査費を着服したとして、和歌山県警は、きょう(3日)、男性警部補を業務上横領と詐欺などの疑いで書類送検し、懲戒免職処分にしました。
県警本部監察課によりますと、送検されたのは、和歌山東警察署の49歳の男性警部補です。警察によりますと、警部補は、和歌山東署の警備課に所属していたおととし(2014年)6月から去年(2015年)11月にかけて、捜査協力者への謝礼として支給された捜査費、あわせて4万5000円を着服して、女性との交際に使った疑いが持たれています。
警部補はこのほか、捜査協力者と接触するとウソの申請をして、捜査費6000円をだまし取った疑いも持たれています。
過去の事件を捜査する過程で不正が発覚したもので、警部補は、あわせて10万円あまりの着服を認め、すでに、全額を返したということです。
県警では「このような事案が発生し遺憾だ。指導を徹底し、再発防止に努める」というコメントを出しました。