台風１１号の影響で、和歌山県内では、きょう（７／１７）も交通機関で運休や欠航が相次いでいます。
ＪＲ西日本和歌山支社によりますと、紀勢線はきょう、始発から、特急くろしおと普通電車すべてが運転を取りやめています。
ＪＲでは、線路の点検作業を行った後、運転を再開する予定でしたが、紀伊由良と広川ビーチの間で山が崩れて線路に土砂が入っていたほか、新宮と三輪崎の間で線路の土砂が流出していたため、きょうは終日、運転再開のメドは立っていません。
ＪＲ東海の紀伊勝浦と名古屋を結ぶ「ワイドビュー南紀」も、１号から６号まですべての電車が運転を見合わせています。
一方、和歌山駅と和歌山市駅の間、それに和歌山駅と奈良県の五条駅の間は、徐行運転などで遅れが出ながらも運行されています。
和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーは、きょうの全便とあすの上下３便まで欠航が決まっていて、運航再開は、あすの上下４便からとなります。
また、南紀白浜空港と羽田を結ぶ日本航空のきょうの便は、始発から上下４便が欠航していて、夕方以降の上下２便については、羽田を飛び立つものの、天候不良で白浜に着陸できない場合は、羽田に引き返すという条件で運航することが決まっています。