京都の味と技が一堂に集う「第6回大京都展」がきょう(18日)から和歌山市の近鉄百貨店和歌山店で始まりました。
和歌山市友田町にある近鉄百貨店和歌山店5階の催事場で年に1回開かれている「大京都展」は今回で6回目を迎え、ことし(2016年)は惣菜や菓子など食品の39店舗と扇子や京ちりめんなど工芸品の14店舗が軒を連ねています。
初日のきょうは午前10時のオープンと同時に会場は錦市場を思わせる活気であふれ、京だんごや阿闍梨餅を買い求める人たちが列を作っていました。
また、近鉄百貨店和歌山店の1階に設けられた特設会場では、宮川町(みやがわちょう)の舞妓・美恵菜(みえな)さんが「祇園小唄(ぎおんこうた)」など3つの演目を、三味線の音にあわせて優雅に舞い、買い物客らが足を止めて楽しんでいました。
観客が直接、美恵菜さんに質問ができる時間も設けられ、美恵菜さんは舞妓になろうと思ったきっかけや、習い事などについての質問にひとつひとつ答えていました。
市内から買い物に訪れた林潤一(はやし・じゅんいち)さん80歳は、「舞妓さんにこんなに近くで会えるのは貴重な機会。高嶺の花ですね」と笑顔で話していました。
「大京都展」はきょうから24日まで開かれていて時間は午前10時から午後7時まで、最終日は午後4時までとなっています。
舞妓による京舞の披露はきょうとあす、21日と22日の4日間、1日3回行われます。