熊本地震の災害警備のため和歌山県警察本部から派遣されていた4人の女性警察官が帰還し、きょう(17日)、県警本部で記者会見して現地の模様などを報告しました。
被災地へ派遣されていたのは少年課の松間亜里咲(まつま・ありさ)警部補や警務課の前溝良子(まえみぞ・りょうこ)警部補ら23歳から45歳の女性警察官4人です。

活動を報告する松間警部補(左)と前溝警部補(右)
4人は、熊本県公安委員会からの要請を受けて派遣され、今月(5月)5日から15日までの11日間、熊本市北区と中央区の避難所、およそ40か所をまわって防犯指導をしたり被災者の悩みを聞くなど心のケアにあたりました。
4人は、きょう午前9時半ごろ、県警の本部長室で、直江利克(なおえ・としかつ)本部長に活動を報告し、直江本部長は「厳しい環境の中お疲れ様でした。今後の活動に生かしてください」と労いました。
この後、4人は記者会見を行い、現地での詳しい活動の様子について「話を聞いてもらい、すっきりした」という声がきかれたことや、更衣室や授乳室の必要性など女性ならではの視点で気づいたことを挙げ、「和歌山県で大きな災害が起きた時には、今回の経験を生かしたい」と話していました。