8代将軍・徳川吉宗ゆかりの東京・赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)の代表らがきょう(16日)和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長を表敬訪問しました。
市役所を訪れたのは、赤坂氷川神社・氏子総代会の石渡光一(いしわたり・こういち)会長ら3人で、一行は、きのう(15日)行われた和歌祭にあわせて和歌山市を訪れていました。
尾花市長は「吉宗将軍就任300年になることは氷川神社に教えてもらった。吉宗を通して和歌山を知ってもらえれば」と笑顔で出迎えました。
石渡会長は「吉宗公がきっかけでできたご縁を大切に、これからも共に発展していきましょう」と話しました。
赤坂氷川神社は、東京都港区赤坂の今井台(いまいだい)にあり、吉宗の屋敷があった現在の赤坂御所の守り神だったと言われています。
吉宗は「神様がより高い場所から赤坂を見下ろせるように」と、もともとあった一ツ木台(ひとつぎだい)から南西におよそ1キロ離れた現在の場所へ1730年に遷宮しました。
赤坂氷川神社の例大祭、赤坂氷川祭(まつり)は、毎年9月に東京・赤坂で4日間にわたって行われていて、ことしは吉宗将軍就任300年を記念して9月17日に、はじめて和歌祭のメンバーも参加することになっています。