全国唯一の飛び地の村、北山村で、特産の柑橘「ジャバラ」の花が咲き始めました。
咲き始めたジャバラの花（北山村の道の駅「おくとろ」で）
ジャバラの花は白い小花で、ミカンに似ていますが、香りは、清涼感があって爽やかです。
飲食店や温泉・宿泊施設などが集まる、北山村下尾井(しもおい)にある村の観光拠点、道の駅「おくとろ公園」に植えられているジャバラの木には、白く細長い花びらが開き、訪れた人たちは、黄色花粉の爽やかな香りを楽しんでいます。
北山村によりますと、村内では、道の駅のジャバラが最も早く花を咲かせるということですが、山間部にあるジャバラ農園では、標高が幾分高いせいか、まだつぼみのところが多く、一面真っ白になる本格的な花のシーズンは、今月（５月）下旬ごろからということです。
ジャバラは、北山村に自生していた１本の木から栽培が広がり、近年は、花粉症の改善に効果があることが知られ、人気が高く、多くの加工品や土産品などが生産され、村を支えています。