手づくり行灯(あんどん)で古い町並みを照らす恒例の「ゆあさ行灯アート展」が、湯浅町の伝建(でんけん)地区で行われ、人気です。
これは、醤油醸造(しょうゆじょうぞう)香る湯浅の古い町並みが国の重伝建(じゅうでんけん)=重要伝統的建造物群保存地区に指定されたのを記念して、その町並みと行灯が似合うとして始められ、ともに10年めを迎えました。
公募により寄せられた手づくり行灯とこれまでの優秀作品となった行灯あわせておよそ400点が、商店や家々の軒先などに並べられ、柔らかな光が路地や町並みをぼんやりと照らし出し、独特の味わい深い景色を見せています。また、伝建地区にあるギャラリーや古民具博物館となっている元銭湯の甚風呂(じんぶろ)などでは、屋内にも行灯が配置され、来場者を迎えています。
ことしはおととい(29日)から始まり、天候には恵まれたものの寒気の影響で、特に夜はかなり冷え込む日もありましたが、連日、多くの人でにぎわっています。ゆあさ行灯アート展は、あさって(3日)まで開かれ、毎日午後6時半から9時まで、行灯がともされます。