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紀の川下流で若鮎の遡上増加、飛び跳ねながら上流へ(写真付)

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紀の川下流域で鮎の遡上(そじょう)が多くなり、紀の川大堰(おおぜき)の魚道(ぎょどう)では、飛び跳ねながら上流へ上(のぼ)る姿が見られています。

飛び跳ねて遡上する若鮎(紀の川大堰左岸の階段式魚道)

飛び跳ねて遡上する若鮎(紀の川大堰左岸の階段式魚道)

若鮎の遡上が見られるのは、紀の川大堰の両端に設けられた魚の通り道=魚道で、数センチから10センチほどに成長した鮎が、数十から数百の群れをつくって上流を目指して泳いでいきます。そして、階段状になっている魚道では、飛び跳ねる姿も見られます。

水中を遡上する若鮎の群れ(紀の川大堰左岸の階段式魚道/)

水中を遡上する若鮎の群れ(紀の川大堰左岸の階段式魚道/)

紀の川漁協とともに、鮎を調査している国土交通省近畿地方整備局・和歌山河川国道事務所によりますと、多い日は1日に数万尾が上流に上っていくということです。ただ、天候や水温、水の透明度などにより、遡上数にばらつきがあるほか、日や時間帯によって、右岸と左岸の一方だけで遡上が確認されたりと、気まぐれな面もあるということです。

紀の川大堰左岸の階段式魚道

紀の川大堰左岸の階段式魚道

鮎の遡上は、近年増加傾向で、昨年度(2015年度)は、567万尾を確認、今シーズンはさらに多いのではと話しています。

和歌山河川工事事務所によりますと、遡上の多い状態は、来月(5月)上旬まで続くということです。

紀の川大堰左岸の魚道(魚道観察室で)

紀の川大堰左岸の魚道(魚道観察室で)

紀の川大堰の魚道は、右岸・左岸とも、一部を除いて、上から見られる他、左岸には、ガラス越しに間近で見られる魚道観察室も設けられています。


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