きょう(4/7)の和歌山県地方は、日本海を進む低気圧からのびる前線が近畿地方を通過したため、紀伊水道周辺で強い風が吹き、和歌山県北部を中心に朝早くから半日近くにわたって暴風警報が出されました。
和歌山地方気象台によりますと、きょうの和歌山県地方は、低気圧が発達しながら日本海を東北東に進み、この低気圧からのびる前線が近畿地方を通過したため、紀伊水道周辺で強い南風が吹きました。
このため、和歌山県北部を中心に、沿岸自治体に暴風警報が出されて和歌山県などによりますと、一部の中学校や高校が臨時休校となったほか、関西空港と対岸を結ぶ関空連絡橋は、列車の運転が一時、ストップしました。
最大瞬間風速は、午後0時半に和歌山市で32・7メートルが観測され、雨が降り始めたきょう午前2時から午後4時までの雨量は、田辺市護摩壇山で139・5ミリ、有田川町清水で82・5ミリなどとなっています。
和歌山地方気象台では、低気圧から伸びる前線が近畿地方を通過する今夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定になっているため、強風や高波、竜巻などの激しい突風などに注意するよう呼びかけています。