ニューヨークの国連本部を訪問している、和歌山3区選出衆議院議員 自民党の二階俊博総務会長は国連本部の会合で、東日本大震災の教訓などを世界の若者に伝える「高校生サミット」を日本で企画していることを明らかにしました。
これは自民党国土強靭化総合調査会事務総長の福井照代議士が、今後の取り組みとして、世界津波の日を記念した高校生サミットを各国から1000人の高校生を招いて11月に日本で開催することなどを提案し明らかにしました。会議ではチリやフィリピン、サモアなど8ヶ国の代表がそれぞれの国の津波対策などについて報告し、若者に防災意識を啓発する高校生サミットに期待する意見が出されました。この後開かれたレセプションには67ヶ国から200人が参加し、世界津波の日を災害啓発の日にしようという各国の関心の高さを示していました。この後、日本総領事館でアメリカのラッセル国務次官補と会談した二階自民総務会長は世界津波の日をきっかけに津波啓発などに協力を求めるとラッセル国務次官補は、世界津波の日制定に力を尽くした二階自民総務会長に敬意を示し協力を約束していました。
ところでこのサミットの計画は世界から100人を超える高校生を招待して11月下旬に開催するというもので、東北の被災地や津波避難の伝わる和歌山県か、南海トラフ地震に備えた津波対策を進める高知県黒潮町(くろしおちょう)などで実施する方向です。
二階総務会長はこれより先、「世界津波の日」制定に協力したチリやフィリピンの国連大使、リュケトフト国連総会議長らに謝意を表明しました。そして「子どもの意識が高まれば、必ずや将来の防災減災につながる」と強調し、各国の国連大使らも賛意を示しました。
この会議は世界津波の日制定を記念し、今後の取り組みを話し合うもので、ニューヨークの国連本部で現地時間の29日開かれ、18ヶ国100人が参加しました。会議には、リュッケトフト国連総会議長やチリ・フィリピン、サモアなど5ヶ国の代表らが参加しました。この会議で、世界津波の日の提唱者の二階俊博自民党総務会長は、「世界津波の日制定は満場一致で採択され大変意義のあることだが、これから津波啓発を今後どのように具体化し進めていくかが緊急の課題となっており、注目を集めていると」訴えました。
会議の様子
また現地で行われたレセプションには67ヶ国から200人が参加し、世界津波の日を災害啓発の日にしようという各国の関心の高さを示していました。この後、日本総領事館でアメリカのラッセル国務次官補と会談した二階総務会長は「世界津波の日をきっかけに津波啓発などに協力を求める」と述べたのに対しラッセル国務次官補は、世界津波の日制定に力を尽くした二階総務会長に敬意を示し協力を約束していました。
ラッセル国務次官補らと会談する二階総務会長(中央)