和歌山市に本店のある紀陽銀行は、和歌山県の「企業の森」事業に参加し、田辺市大塔(おおとう)地区の山林で、植栽や下草刈りなどの森林保全活動に取り組むことになりました。紀陽銀行は、2006年に参加し、日高川(ひだかがわ)町内の山林を「紀陽の森」として森林保全活動に取り組んでいて、今回で2か所目となります。
今回、紀陽銀行が新たに保全活動に取り組むのは、田辺市大塔行政局に近い鮎川(あゆかわ)地区の民有林1・54ヘクタールで、ことし(2016年)から10年間、地元の森林組合の協力を受け、植栽や下草刈りなどによる森林保全活動を行うものです。
きょう午後、和歌山県庁の知事室で協定書の調印式が行われ、紀陽銀行の松岡靖之(まつおか・やすゆき)頭取と、和歌山県の仁坂吉伸知事、それに、地元を代表して田辺市の真砂充敏(まなご・みつとし)市長が、田辺市龍神村(りゅうじんむら)の山路紙(さんじがみ)で作られた協定書にサインしました。
仁坂知事と真砂市長はお礼を述べ、松岡頭取は「以前、私は日高川町の紀陽の森で植樹を行ったが、また新たに参加出来ることを大変感謝している。世界遺産にも近く、より多くの人々が活動に理解を深めてもらえたら」とあいさつしました。
県の企業の森事業の参加団体はこれで72団体、活動場所は77か所となります。