和歌山市では、来月(4月)1日から、プラスチックごみの分別回収をやめ、一般ごみとあわせた回収に移行することになりました。
市では、市民の分別の手間を軽減するとともに、焼却処理の効率化を図り、経費の節減や発電などにつなげたい考えです。
和歌山市によりますと、プラごみの回収をやめ、一般ごみとともに回収・焼却することで、リサイクル経費やごみ運搬経費など、あわせて年間およそ1億円が削減できるほか、ごみ焼却で発生する熱で発電し、200万キロワットアワー、およそ600世帯分の電力が新たに産み出されるということです。
市では、ことし(2016年)に入って、広報誌などを通じて周知につとめていますが、これまでのところ市民からは、「12年間続けてきた分別を止めるのか」という意見があるものの、「分別しなくてよくなる」ほか、「経費の削減」や「ごみ焼却による発電」などを評価する声が多いということです。
また、市では、今月(3月)末までに、「家庭用ごみ情報誌」を全世帯に配布するほか、要望に応じて、住民説明会を実施することにしています。