和歌山県推奨の優良県産品「プレミア和歌山」に、今年度(2015年度)は、県内48事業者の66品目が選ばれ、特に優れた産品や技術に贈られる「審査委員特別賞」に、田辺市特産のかまぼこ「なんば焼(やき)」を手がける、株式会社たな梅(たなうめ)本店と、田辺市龍神村で菌床栽培のシイタケを生産する株式会社龍神マッシュが選ばれました。
きょう(3月1日)午後、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で、プレミア和歌山推奨品審査委員会の残間理江子(ざんま・りえこ)委員長から特別賞が発表され、たな梅本店の鈴木隆平(すずき・りゅうへい)代表取締役社長と、龍神マッシュの伊藤委代子(いとう・いよこ)代表取締役に、賞状と盾が授与されました。
たな梅本店の「なんば焼」は、国産のエソやグチを原料に作られたかまぼこで、1865年創業のたな梅本店の主力商品です。
龍神マッシュの菌床栽培の生シイタケは、地元・龍神村の建設会社の協力で、菌床づくりに5年をかけ、直径が10センチほどの肉厚さが特徴です。
残間委員長は「消費者は賞品の生まれた物語に魅力を感じます。応募数も飛躍的に増え、和歌山県の業者が県産品の魅力に気づき始めました」と講評しました。
表彰後、プレミア和歌山の試食展示会が開かれ、残間委員長が招いた各界の著名人による「プレミア和歌山パートナー」で、作家の山本一力(やまもと・いちりき)さんと鈴木光司(すずき・こうじ)さんが推奨品を試食し、太鼓判を押していました。