板倉さんの死去を受けて、関係者からは、その死を悼むコメントや、人柄をしのぶ声が聞かれました。
和歌山県立医科大学の岡村吉隆（おかむら・よしたか）学長は、「突然の訃報に、今はただただ驚いています。板倉先生は、著書やラジオ番組などを通じて、認知症予防を啓蒙するなど、県民の健康と地域医療の充実を願っておられました。これまでの先生の功績に心より感謝申し上げるとともに、御冥福をお祈りします」とコメントしています。
また、県立医科大学の学生だった頃、板倉さんから指導を受け、その後、県立医大脳神経外科の准教授として板倉さんを支えた、独立行政法人・国立病院機構 南和歌山医療センター院長の中井國雄（なかい・くにお）さんは、板倉さんが出演していた、けさの和歌山放送の番組に出演し、「板倉先生は、研究の合間に、フルートを吹きながら考えを巡らせる、厳しさと優しさを持った教育者の代表のような人でした」と振り返りました。