御坊市(ごぼうし)は、きょう(26日)湯川(ゆかわ)中学校の建て替えや御坊大橋の補強など、前の年度からの継続事業を柱とする、一般会計で総額およそ121億円の新年度(2016年度)当初予算案を発表し、来月(3月)4日に開会する3月定例市議会に提案します。柏木征夫(かしわぎ・いくお)市長が、ことし6月に任期満了を迎えることから、骨格的な予算編成となっています。
当初予算の規模は、新規事業の抑制で建設事業費などが削減されているため、今年度より10・8%減少しています。
歳入のうち、市税は軽自動車税が増収し、法人市民税の減少が見込まれることから、ほぼ今年度並みの32億6800万円あまり、市債は今年度より63・5%減少する見込みですが、貯金にあたる財政調整基金を3億2100万円取り崩しています。
歳出は、市立湯川(ゆかわ)中学校の建て替え事業がほぼ終わったことなどから、投資的経費が今年度より15億あまり減少しています。
このほか、子育て関連の事業では、中学3年までを対象にしたインフルエンザ予防接種の助成に400万円、小学校卒業までの子どもの医療費の無料化に3000万円を計上しています。