日本海の低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだ影響で、和歌山県地方では、きのう(13日)から急に気温が高くなり、きょう(14日)は、和歌山市や新宮市では、午前10時までに20度を超えるなど各地で季節外れの陽気となっています。和歌山市では、2日連続の20度越えとなりました。
この陽気で、和歌山市の四季の郷公園では、ウメが一気に満開になったほか、菜の花畑ではミツバチがミツを求めて飛び交い、土の中からてんとう虫が這(は)い出すなど、春爛漫の景色となっています。
アメダスの観測によりますと、きょうは未明から気温が高く、午前中に、新宮市で23・5度まで上がったのを最高に、日高川町や古座川町、田辺市、白浜町、和歌山市でも20度を越え、5月から6月並みの暖かさとなっています。友ヶ島でも昼までに20・2度となり、2月の最高気温を更新しました。
しかし、和歌山地方気象台によりますと、暖かさは、きょう昼ごろがピークで、今後、気温は徐々に下がり始め、あす(15日)朝には、和歌山市・潮岬ともに6度くらいまで下がり、あさって(16日)には、平年を下回る真冬並みの冷え込みとなりそうで、急な温度変化に体調管理や農作物の管理などに注意が必要です。