地域のブランド性の高い加工食品や機能を持つ和歌山市の中小企業が開発した新商品を認定する「和歌山市チャレンジ新商品認定事業」にことしも3つの商品が選ばれ、きょう(10日)、認定証の授与式が行われました。
この事業は、2013年度と昨年度に行っていた「和歌山市チャレンジ企業認定事業」を「和歌山市チャレンジ新商品認定事業」に改め、企業ではなく商品を認定することにしたもので、ことしは、和歌山市東長町の印鑑販売業「みの印章堂」の「メッセージつき似顔絵はんこ『似てルンです!』」、和歌山市秋月の生活用品製造業「朋久」の「緊急携帯用トイレ『行っトイレ!』」、それに和歌山市古屋の生姜加工販売業「紀州甘辛屋」の「紀州甘辛物語」の3つの商品が選ばれました。
きょう、和歌山市勤労者総合センターで行われた認定証の授与式には、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長や認定審査会の委員らが出席し、尾花市長がそれぞれの商品を開発した企業の代表者に認定証を手渡しました。
この中で、尾花市長は「市としては和歌山市の特産品を作りたいと思っています。これをきっかけにみなさんの商品が和歌山の顔になって、市の内外で発売されることを期待しています」と述べました。
紀州甘辛屋の中嶋友彦(なかしま・ともひこ)さんは「和歌山の生姜を少しでも広げたいという想いで仕事をしています。インターネットを通じて販売もしているので、今後は全国にも販売していきたいです」と話していました。