和歌山県内の今年3月の求職を希望する人に対する求人の数は、前の月に比べ0・01ポイント高い1・12倍で、求人数が緩やかに持ち直しの傾向にあることが和歌山労働局の調べでわかりました。
新規求人倍率は、2・03倍で職を求める人より求人数が上回る状況が続いていますが、一部の職種には足踏み感があると労働局ではみています。
産業別の新規求人では、医療福祉系や建設業、教育、学習支援業で求人が増えましたが、卸売、小売業、複合サービス事業や、公務関係などで求人が前の年の同じ時期より減りました。
また新規の求職者については8か月連続の減少です。
和歌山労働局では一部で求人に足踏み感があり、引き続き物価の上昇などで雇用に与える影響に注意が必要だと分析しています。