戦国時代の武将、真田幸村(さなだ・ゆきむら)や父の昌幸(まさゆき)らゆかりの九度山町できょう(5日)、恒例の「真田まつり」が行われ、華やかな武者行列に観光客らから歓声が上がりました。
幸村らは、関ケ原の戦いで敗れた石田三成に味方して九度山に配流され、幸村はその後の大坂の陣に豊臣方として参戦して徳川家康を窮地に陥れ「日ノ本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と称されました。
まつりに登場した武者行列は「真田の赤備え(あかぞなえ)」と呼ばれる朱色の甲冑(かっちゅう)やのぼり旗などの武具をまといました。
そして、馬に乗った 昌幸・幸村・大助(だいすけ)の真田三代や、鉄砲隊などに扮したおよそ150人が商店街を通り、昌幸・幸村父子の屋敷の跡に建てられたとされる真田庵までおよそ2キロを練り歩きました。
大阪市の主婦は毎年、ゴールデンウイークには子どもと行列を見に来ていると話し、「年々、グレードが上がっています」と楽しんでいました。