きょう(31日)午前、有田市と岩出市で火事があり、岩出市では1人が軽いケガをしました。きのう(30日)夕方にも和歌山市と海南市で火事があるなど、和歌山県北部で火災が相次いでいます。
きょう午前9時ごろ、岩出市高塚(たかつか)の棟続きの住宅から火が出て、住民の82歳の女性が顔に軽いケガをしました。現場は、JR岩出駅近くの古い住宅地で、かわら屋根などの消火に時間がかかり、出火からおよそ3時間後の正午ごろ、ようやく鎮火しました。この火事で木造2階建て、かわら葺き、一部平屋建ての6軒棟続きの住宅、およそ630平方メートルが全焼しました。棟続きの住宅には、ケガをした女性のほか、店舗兼住宅に2人が住んでいましたが、逃げ出して無事でした。残りは、店舗1軒と空き家で無人でした。岩出警察署で出火原因を調べています。
これより前のきょう午前6時すぎ、有田市辻堂(つじどう)の民家で火事がありました。火はおよそ1時間後に消し止められましたが、鉄骨2階建ての2階部分およそ40平方メートルが焼けました。当時、家にいた住民が火事に気付いて、通報して逃げたため、ケガはありませんでした。有田警察署で出火原因を調べています。
また、きのう(30日)午後5時前後にも、和歌山市と海南市で民家火災があり、和歌山市の火災では、煙を吸った男性1人が意識不明の重体で救急搬送されています。