Quantcast
Channel: WBS和歌山放送ニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17681

新緑の中、空海の誕生祝う青葉まつり、高野山(写真付)

$
0
0

梅雨の中休みで、青空が広がり、7月並みの陽気となった高野町高野山で、きょう(15日)、弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)の誕生を祝う恒例の「青葉(あおば)まつり」が行われました。

1200年前に真言密教(しんごんみっきょう)の道場として、高野山を開いた空海の誕生日の6月15日に、町をあげて毎年行われる最も華やかなまつりです。

花御堂渡御(高野山・青葉まつり)

花御堂渡御(高野山・青葉まつり)

正午からは、まつりのハイライトの弘法大師の子ども時代を再現した像を載せた「花御堂渡御(はなみどう・とぎょ)」が行われ、こうやくんと県警音楽隊を先頭に、高野山小学校の児童による鼓笛隊(こてきたい)や御詠歌隊(ごえいかたい)、稚児行列(ちごぎょうれつ)、若葉娘(わかばむすめ)の山車(だし)などが、奥の院入口の一の橋から金剛峯寺(こんごうぶじ)前までのおよそ1・5キロをゆっくりと練り歩きました。そして、沿道は、参拝客や見物客であふれ、写真やビデオを撮ったり、僧侶や若葉娘が、ハスの花びらをかたどった絵札をまく散華(さんげ)を追いかけ、拾う姿も見られました。

青葉娘の山車(高野山・青葉まつり)

青葉娘の山車(高野山・青葉まつり)

また、午前中には、大師教会(だいしきょうかい)で、山内の住職およそ1500人による弘法大師の誕生を祝う宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)が営まれ、金剛峯寺では、筑前琵琶(ちくぜんびわ)や雅楽(ががく)が奉納(ほうのう)されました。

高野山では、先月(5月)まで、開創(かいそう)1200年記念大法会(だいほうえ)が行われたばかりで、参拝客や観光客の多い状態が続いています。

きょうの高野山は、7月上旬並みの24・5度まで上がり、少し歩くと汗ばむ陽気となりましたが、山内は、やわらかな緑が日に映(は)え、風に揺れる、まさに、青葉の季節を迎えています。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 17681

Trending Articles