日本の上空に非常に強い寒気が入り、冬型の気圧配置が強まってきた影響で、きょう(24日)の和歌山県地方では、各地で氷点下となるこの冬一番の冷え込みとなっているほか、山間部では雪が降り続き、高野山では、20センチ以上の積雪となっているところがあります。また、日中になって、朝よりも気温が下がってきているところも多く、外出時には、防寒対策が必要です。
標高900メートルの高野町高野山では、きのう(23日)昼ごろから雪が降り始め、今朝までに、多いところで20センチ以上の積雪となったほか、きょう午前中も、断続的に雪が降っていて、中心部でも10センチ前後の積雪となっています。
アメダスによりますと、きょうは、県内各地とも気温が低く、ほとんどのところで、この冬一番の冷え込みとなっていて、高野山で、午前10時すぎに氷点下9・1度を観測したほか、田辺市龍神で氷点下4・7度、有田川町清水で氷点下3・9度、かつらぎ町で氷点下3・7度と山間部や内陸部が特に厳しい冷え込みとなっています。
また、和歌山市では、薄日がさしたり、雪が舞ったりの天気ですが、寒さは厳しく、午前10時すぎに氷点下2・0度を観測しました。和歌山市で氷点下になるのは2年ぶりですが、氷点下2度以下となるのは、2004年1月以来12年ぶりのことです。友ヶ島や白浜町でも、氷点下1・6度まで下がり、県内では、平野部や海岸部でも、この冬初めての氷点下の厳しい冷え込みが続いています。
気象台では、あす(25日)にかけて、厳しい冷え込みが続き、雪による交通障害や、積雪、凍結、また、強風や高波に注意を呼びかけています。