和歌山県農業大学校の創立100周年記念式典がきょう(20日)、かつらぎ町で行われました。
県農業大学校は、1915年に和歌山市太田につくられた農事試験場の農業技術者養成が前身で、1965年に現在のかつらぎ町中飯降に移転しました。
きょう、かつらぎ町丁ノ町(ちょうのまち)のかつらぎ総合文化会館で行われた式典には在校生や卒業生のほか、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事らあわせておよそ400人が出席しました。
式典では1976年卒業で、創立100周年記念事業実行委員会の橋詰孝(はしづめ・たかし)委員長が、「農業大学校は県で農業を教える唯一の学校です。卒業生として今まで以上に大学校を支えていきたいです」と挨拶しました。
このあと、開校当初様子や最近の大学校の施設などの写真をスライドにした「100年を振り返る」と題した上映会があり、参加者は感慨深くみていました。
最後に在校生代表で2年生の油谷壮太朗(あぶらや・そうたろう)さんが「100年と言えば私たちの祖父母でさえ、まだ生まれていません。先輩方と共に和歌山県農業をみんなが憧れる産業にするという夢を実現するため、精いっぱい頑張りたいです。」と決意を述べました。