トルコ警察の副長官らがきょう（１３日）、警察庁の交流プログラムの一環で去年に続いて和歌山県を訪れ、和歌山県警察本部の直江利克(なおえ・としかつ)本部長を表敬訪問しました。
直江本部長（右から２人目）と握手するバストゥルク副長官（１月１３日 県警本部で）
これは警察庁が海外の警察幹部を招へいするプログラムの一環で来日したもので、トルコ警察のアリ・バシュトゥルク副長官ら４人は、きょうから和歌山県を訪問しています。
直江本部長は冒頭、日本時間の１２日にトルコのイスタンブールで起きた自爆テロ事件について触れ、犠牲者へ哀悼の意を表しました。
また、直江本部長は先月（１２月）から公開されている映画「海難１８９０」について触れ、「和歌山の人たちは映画を見て、トルコに対して親しみを感じている。警察の分野でも様々な今後も友好を深めたい」と述べました。
これに対しバストゥルク副長官も「昔から和歌山とトルコとの間は親密な友好関係が築かれていた。私も日本とトルコとの関係を強固にしていきたい」と直江本部長に同調しました。
このあと、バストゥルク副長官は和歌山西警察署を訪問し、パトカーや白バイなどの警察車両のほか、警察官の装備の通常点検も視察しました。
バストゥルク副長官らはあす、串本町を訪れ、トルコ軍艦遭難慰霊碑に献花するほか、トルコ記念館も視察する予定です。