「成人の日」を前に、和歌山県内の17の市や町で、きょう(10日)新成人を祝う式典が行われました。このうち、県内の新成人の3分の1以上を抱える和歌山市では、きょう午後1時から、和歌山ビッグホエールで「はたちのつどい」が開かれ、晴れ着やスーツ姿の多くの新成人たちが出席しました。
新成人はまず、「芦原こども太鼓クラブ」の力強い太鼓演奏で祝福を受け、続いて尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が祝辞を述べ、「若い世代の流出が続く現状を打破したい。これからのまちづくりの中心となる皆さんには、政治や社会に関心を持ってもらい、情熱と行動力をもって、自分たちの住み続けたい和歌山市を作ってほしい」と呼びかけました。
これに対し、新成人を代表して冨永龍樹(とみなが・りゅうき)さんと北畑亜津沙(きたはた・あづさ)さんが壇上に立ち「感謝と奉仕の心を忘れず、大人としての自覚を持つとともに、社会の一員として明るく希望に満ちた和歌山を私たちの力で切り開きます」と誓いました。
県内の新成人を祝う式典は、今月(1月)4日までに紀南地方を中心に11市町村ですでに行われ、17の市や町で行われたきょうが開催のピークで、成人の日のあす(11日)は岩出市で行われます。そして、古座川町のみ、8月に行われます。
県内のことしの新成人は、9794人で、去年(2015年)より387人減って、初めて1万人を下回りました。また、県人口に占める割合は1%となっています。