和歌山県の特産品を販売するインターネットサイト「ふるさと和歌山わいわい市場(いちば)」が、今月(1月)15日から、大手ネットサイトの「ヤフーショッピング」に移転し、事業者と購買者の増加を目指します。
「ふるさと和歌山わいわい市場」は、和歌山県食品流通課が事務局となり、JAや県漁連、県・物産振興協会などで構成する運営協議会が、2001年10月に独自のホームページを開いて、県産品のネット販売を手がけています。
現在およそ120の事業者が加盟し、初年度(2001年度)950万円だった売り上げは、2008年度と2010年度には7000万円台に達し、いまも6千万円台で推移しています。
しかし、近年のインターネット網の充実と、パソコン以外のスマートフォンのシェア拡大などから、大手のネット販売サイトが台頭し、事業者の出店コストや全国的な普及度でわいわい市場を上回る状況になってきたため、運営協議会は、県産品のさらなるPRにつなげようと、ヤフーショッピングへの移行を決めたものです。
事務局では「ヤフーショッピングへの移行で、事業者の月額出店基本料が無料になるほか、クレジットカード払いやTポイントの利用も可能になるなど、事業者と購買者の双方にメリットが生まれるほか、ヤフーの強力な情報発信力を活かすことで、販売力強化にもつなげられる」と狙いを話しています。
「わいわい市場」のヤフーショッピングのサイトは今月15日に開設される予定で、これまでのわいわい市場のサイトは、移行期間として、ことし3月21日まで残すことにしています。