和歌山県内の先月・11月の有効求人倍率は1・09倍で、前の月と比べて0・02ポイント上昇しました。新規求人倍率は1・69倍で、前の月より0・22ポイント上昇しました。季節調整前の新規求人数は6065人と、2か月連続の増加となり、去年の同じ月と比べて16%増加しました。
産業別では、卸売業・小売業、公務・その他、医療・福祉、サービス業、農林漁業で新規求人が増えている一方で、運輸業・郵便業では減少しました。
新規求人のうち、パートタイムをのぞいた求人は2922人で去年の同じ月より4・8%の増加、パートタイムの求人は3143人で、去年の同じ月より28・7%増加しました。
一方、新規高卒者の求人倍率は1・23倍で、去年の同じ月と比べて0・24ポイント上昇しました。
11月末現在、新規高卒の就職内定者数は1434人で、去年の同じ月と比べて2・1%の減少となりましたが、就職内定率が82・7%となり、去年の同じ月より4・3ポイント上回っています。
このうち、県内企業の内定者が1072人と、全体の74・8%を占めています。
和歌山労働局は、先月の雇用情勢について「雇用情勢は、一部に厳しさが残るものの、改善している」と判断しています。