和歌山市はきょう（１２／２５）、出張の日程をごまかして旅費を不正に受け取ったほか、和歌山市内の業者に飲食代を出させていたとして、営繕課の５６歳の男性班長を停職６か月の懲戒処分としました。この男性班長はきょう（２５日）付で退職しています。
職員の不祥事を謝罪する市人事課（１２月２５日 和歌山市役所で）
和歌山市人事課によりますと、営繕課の５６歳の男性班長は去年１２月、和歌山市の施設工事で使われる製品検査の立ち合いのため、長崎県佐世保市に出張した際、上司に１泊２日の日程で出張すると申告していたにも関わらず、およそ２時間で仕事を終わらせ、残りの１日を熊本県内の観光に充てて、旅費や日当を不正に受け取ったほか、熊本市内で和歌山市内の建設業者に飲食代を負担させていたということです。
また、ことし７月に長野県千曲市に出張した際にも同じ手口で職務を放棄し、和歌山市の建設業者から飲食の接待を受けたり、パチンコ店で遊んだりして、旅費や日当を不正に受け取っていたということです。
内部告発を受けて人事課が調べたところ、本人が事実関係を認めたため、市人事課は男性班長を停職６か月の懲戒処分にしました。
男性班長は不正に受け取ったあわせておよそ３万６０００円を返金した上で、きょう付で退職しました。
また、男性班長と去年の出張に同行していた産業まちづくり局の２９歳の技術副主任の男性を戒告処分にしたほか、ことしの出張に同行していた部下の職員も訓告処分としました。