紀美野町の小中学校にパソコンを整備する事業をめぐる贈収賄事件で、和歌山地方検察庁はきのう(22日)あっせん収賄や贈収賄などの罪元町議会議員と業者の2人を起訴しました。贈賄の罪で起訴されたのは紀の川市の元町議会議員松尾紘紀(まつおこうき)被告73歳で、贈収賄の罪で起訴されたのは紀の川市の電気設備業中尾章人(まつおあきひと)被告62歳です。起訴状によりますと、松尾被告は、町議会議員だったおととし(2013年)12月、パソコン整備事業の指名競争入札に参加した中尾被告の依頼を受け、他の参加業者の名前を町の職員から事前に聞き出した見返りに、去年(2014年)3月、現金10万円を受け取ったとされています。また和歌山県警はきょうまでに情報を漏らした62歳の元職員を地方公務員法違反の疑いで書類送検しています。
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