現行の警察法が施行された7月1日のきょう、和歌山県内各地の警察署で普段、警察業務に協力している個人や団体に対し、感謝状が贈られました。
現行の警察法は、昭和29年・1954年に施行され、以前の国家地方警察と自治体警察に代わって警察庁と都道府県警察が創設されました。
県内14の警察署では、この日を記念して、日頃から警察業務を深く理解し、警察に協力している個人や団体を対象に、感謝状を贈呈していて、今年も、交通安全や地域安全を守る活動などで功績のあった対象者が表彰状を受け取りました。
このうち、個人2人と3つの団体や企業が対象となった和歌山西警察署では、きょう午前10時半から3階の大会議室で贈呈式が行われ、島泰弘(しま・やすひろ)署長がそれぞれに感謝状を手渡しました。
このあと、島署長が挨拶し、「皆さんの協力や支援は、心強く、今後も安全で安心なまちづくりに向けて力添えをお願いします」と呼びかけました。

挨拶する島署長
和歌山市で家具店を経営する谷澤博司(たにざわ・ひろし)さん59歳は、一般社団法人・市駅グリーンプロジェクトの事務局長として、南海・和歌山市駅周辺の治安維持や積極的な交通安全広報のボランティア活動に尽力するなど、警察行政全般に貢献したとして感謝状を受け取りました。
贈呈式の後、谷澤さんは、「もったいない話で、ありがたいです。市駅周辺の取り組みは、20年ほどになりますし、5年ほど前から少年補導員としても活動しています。これを機に、自らも交通安全などに気を付けたい」と話していました。

受賞した皆さん(前列4人・佐倉さんは欠席)
和歌山西警察署では、このほか、長年にわたり、警察の広報活動に貢献したとして、和歌山市で仏壇仏具店を経営する佐倉弘(さくら・ひろし)さん76歳や、地域の防犯活動に貢献している和歌山市城北地区地域安全推進員会、それに特殊詐欺被害の防止に貢献した近畿産業信用組合和歌山支店とみずほ銀行和歌山支店にも感謝状が贈られました。
県警察本部によりますと、今年も、すべての警察署が感謝状を贈呈しましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、贈呈式をとりやめた警察署もあるということです。