かつらぎ町では、特産の桃の収穫とともに、桃狩り体験が始まりました。
かつらぎ町佐野(さや)の林(はやし)農園では、今月(6月)25日から桃狩り体験がスタート、訪れた人たちは、農園主の林信次(はやし・しんじ)さんらの案内で、桃畑に入り、一つ一つ袋掛けされた実の中から、好きなものを選んで収穫します。品種は、日川白鳳(ひかわはくほう)や花嫁(はなよめ)などとなっています。
体験客は、「大きくて赤い桃を選び、実を持って、真下に引っぱれば良い」と教わり、桃畑のたくさんの桃の中から、好みのものを選んで、柔らかな実に手を伸ばし、丁寧に木からもぎ取っていました。初めて桃狩りを体験したという大阪の28才の女性は、「自分で選んだ桃なので、愛着がわきました」と話し、大事そうに抱えていました。
農園主の林さんは、「去年(2019年)は、近畿だけでなく、遠く九州などからも来てくれました。今年は、新型コロナウイルスの影響でどうなるかわからない」と少し不安ものぞかせましたが、「7月下旬まで開園しているので、おいしい桃を狩りに来てください」とPRしていました。
かつらぎ町の桃狩りは、3つの農園で体験でき、情報は、町観光協会のホームページにまとめて掲載されています。