和歌山県はきょう（２３日）、新たに２０代の男性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内での感染者が報告されたのは４２日ぶりです。県によりますと、男性は岩出保健所管内に住む２０代の男性会社員で、今月１２日、勤務先の大阪府内で仲間８人で会食をしたということです。
男性は、今月１６日に発熱とのどの痛みがありましたが、翌日には熱が下がりました。
その後、きのう２２日になって、男性が一緒に会食した人の中に新型コロナウイルスの感染者が発生したことがわかり、大阪市保健所から連絡を受けた和歌山県が、感染者の濃厚接触者として、きょう（２３日）男性のＰＣＲ検査を行ったところ、陽性反応が確認されました。
男性は、県内の医療機関に入院し、病状は安定しているということです。
県では、同居家族３人と、県内在住で男性と同じ会社に勤める１人のあわせて４人について、ＰＣＲ検査を実施し、このうち、同居家族の２人は陰性が確認されています。
県内で新型コロナウイルスに感染した人が確認されたのは４２日ぶりで、感染者は死亡した３人を含めて６４人となりました。
県福祉保健部の野尻孝子技監は「今回は、感染源が明らかになりましたが、県外からの新型コロナウイルスの流入には注意しないといけない」と話し、「手洗いや人混みでのマスクの着用などに気を配ってほしい」と呼びかけています。