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「勝海舟手製の茶碗」展示、濱口梧陵生誕200年で(写真付)

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「稲むらの火」で知られる広川町の偉人、濱口梧陵がきのう6月15日でちょうど生誕200年を迎えましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、記念イベントが相次いで中止となる中、稲むらの火の館では、幕末から明治維新にかけて活躍した勝海舟が、自ら作り梧陵に贈ったとされる茶碗の展示が行われています。

正面の文字が「海舟」

この茶碗は、濱口梧陵から資金的な援助を受けていた勝海舟が、自ら作り梧陵に贈ったもので、その後、梧陵から、広村で和歌山県内初の私立病院、那耆(なぎ)病院を設立した吉村英徴(よしむら・えいちょう)に贈呈され、この茶碗を保管していた英徴の子孫が、4年ほど前に稲むらの火の館に寄贈しました。

茶碗の側面には、「はかない人生を見通すこと道半ば」という文が漢語で書かれていて、最後に「海舟」の文字で結んでいます。

 

稲むらの火の館では、茶碗の寄贈を受けたあと、一般公開する時期を見計らってきましたが、梧陵生誕200年にあたるのを機に今年から公開することを決めました。

毎年、濱口梧陵が生まれた6月に1カ月間、公開することにしていますが、今年は、6月だけでなく、7月も展示しています。

稲むらの火の館の崎山光一館長は、「おそらく趣味で作った茶碗だと思いますが、勝海舟お手製の茶碗を是非、ご覧いただきたい」と呼びかけています。

 


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